近年のオーガニックやボタニカルなど植物由来の成分を使用したスキンケアアイテムが人気を集めています。
その中で、天然成分は肌に良くて化学成分は肌に悪いという説をよく見かけませんか?
そして、それらの情報を発信しているのは、大きな研究機関を持つ大手製薬会社や大手化粧品会社ではなく、美容系の商品を多数紹介しているWebサイトではありませんか?
天然成分は安全で化学成分は危険だという間違った認識が世間一般にまで広がってしまっていますが、この認識だと、広告だけが上手い化粧品メーカーや、本当はろくに科学的な成分の知識がないサイト運営者に騙されてしまい、あなたの肌がボロボロになってしまうかもしれません。
そもそも世の中に存在する全ての成分に、それぞれ特徴があるため、天然成分と化学成分という2つの大きな分類だけで肌にいいか悪いかなんて判断できるわけがありません。
そこで本記事では、天然成分と化学成分について化粧品開発や美容師として美容系の成分に長年携わってきた筆者が詳しく解説していきます。
特に肌が弱い方は、この認識が間違っていると普通肌の人と比べて、大きく肌にダメージを受けてしまうので、中途半端な知識で化粧品選びをしてしまわないように気をつけましょう。