美容のプロが教える天然成分と化学成分の真実!

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近年のオーガニックやボタニカルなど植物由来の成分を使用したスキンケアアイテムが人気を集めています。

その中で、天然成分は肌に良くて化学成分は肌に悪いという説をよく見かけませんか?

そして、それらの情報を発信しているのは、大きな研究機関を持つ大手製薬会社や大手化粧品会社ではなく、美容系の商品を多数紹介しているWebサイトではありませんか?

天然成分は安全で化学成分は危険だという間違った認識が世間一般にまで広がってしまっていますが、この認識だと、広告だけが上手い化粧品メーカーや、本当はろくに科学的な成分の知識がないサイト運営者に騙されてしまい、あなたの肌がボロボロになってしまうかもしれません。

そもそも世の中に存在する全ての成分に、それぞれ特徴があるため、天然成分と化学成分という2つの大きな分類だけで肌にいいか悪いかなんて判断できるわけがありません。

そこで本記事では、天然成分と化学成分について化粧品開発や美容師として美容系の成分に長年携わってきた筆者が詳しく解説していきます。

特に肌が弱い方は、この認識が間違っていると普通肌の人と比べて、大きく肌にダメージを受けてしまうので、中途半端な知識で化粧品選びをしてしまわないように気をつけましょう。

天然成分が安全だというウソ

天然成分

monicore / Pixabay

天然成分とは自然に存在する植物や動物などから抽出された成分になります。

つまり、1つの植物エキスと成分表記に記載されていても、様々な成分が混ざり合って構成されており、構成も複雑になっているため、肌に与える影響を完璧に把握することはできません。

さらに特定の天然成分を使用したことによって肌が荒れてしまった場合、その植物が肌に合わないということはわかりますが、具体的にどの成分が原因で肌荒れが発生したのか特定することは難しくなってしまいます。

もちろんアンチエイジング効果で有名なプラセンタや、シアバターなど肌に良い効果を与えてくれる天然成分は多く存在しますが、敏感肌やアレルギー、妊娠中の女性など、肌がデリケートな状態にある人にとっては、どんな成分が入っているのかわからない天然成分を多く使用している化粧品は構造がシンプルな化学成分に比べてリスクが高い化粧品ということになります。

天然成分を使っているから肌が弱い人でも使えると広告を打っていたり、サイトで紹介されているケースが多く見られますが、実はむしろリスクが高い化粧品を使っていることになるのです。

「天然成分を使っているから安全」だと紹介されているスキンケアアイテムを見かけた場合は、その情報を発信している人が成分について何の知識もない人が、肌へのリスクを全く考えずに紹介しているものだと判断することができるので、そのサイトやメーカー以外からの情報収集を必ずするようにしてください。

天然成分が多く含まれる化粧品の選び方

天然成分の選び方

kerdkanno / Pixabay

天然成分が多く含まれる化粧品を選ぶときに1番重要なポイントは、成分表記をしっかり確認することです。

天然成分に限ったことではないのですが、その成分によって自分の肌が刺激を受けてしまうかどうかは実際に使ってみるまでわかりません。

しかし、今まで使用してきた化粧品の中で肌に合わなかったもの、ほとんど効果を感じることができなかったものの成分を見てみると少なからず共通点を見つけることができます。

もちろん化粧品のほとんどに含まれる

  • 防腐剤
  • 抗菌剤
  • 界面活性剤

などはほとんどのアイテムで被ってしまいますが、これまで使用した中で肌に悪影響がでたアイテムの中に共通して含まれているものだけを抽出することでより自分の肌に合った天然成分を使った化粧品を見極めることができるようになります。

特にアレルギー反応が起こりやすい人や、肌が敏感な人はどんなスキンケアアイテムを使う場合でも成分表記を見ることを徹底するように習慣づけてください。

化学成分の真実

化学成分

luvqs / Pixabay

スキンケア業界ではイメージだけで悪者にされてしまう化学成分ですが、実は肌の弱い人にほど化学成分の使用を勧められるケースもあります。

乾燥がひどく、肌が敏感な状態にあるときに、皮膚科で処方されるワセリンがいい例として挙げられます。

ワセリンは石油から作られる化学成分になります。

石油から作られた化学成分と聞くと、シャンプーなどで使われるラウリル硫酸アンモニウムなどのイメージがあるためか、肌への刺激が強い悪い成分のイメージを持ってしまいがちですが、成分の構成がシンプルで安定性も高いため製造者側がどのような影響が出るのか、天然成分と違い把握し調整することができるのです。

ワセリンのように弱った肌への刺激がほとんどなく、医療機関でも使用されている成分は数え切れないほど存在しています。

化学成分とは、天然成分に含まれる成分の中から一部を取り出し、物質として安定させているモノや、天然成分に含まれている成分を掛け合わせて作られているモノになります。

もちろん人体に悪影響を与えるものも存在しますが、それは青酸カリなどの人が死んでしまうほどの毒を持つ天然成分も同じです。

つまり、肌にいい影響を与える化学成分も、肌に悪影響を与える成分もたくさん存在するのに、天然成分だから良いとか、化学成分だから悪いなどといった間違った認識をこのサイトを見てくださっている人には絶対に持ってほしくないのです。

まとめ

化粧品の開発をしたこともないのに、成分について詳しい人のフリをしている人が運営しているサイトが残念ながらたくさん存在しています。

専門家から見てしまうと一瞬で見抜けてしまうのですが、業界人でないと成分についての知識がないため簡単に騙されてしまうのは仕方のないことだと思います。

 どうか、このサイトを見てくださっている方は、そんな間違った情報に惑わされず、自分にあったスキンケアアイテムを自分で見つけることができるレベルまで知識をつけてもらえるように情報発信していくので、ぜひ参考にしてください。

また、知識はないけれどもいいスキンケアアイテムを使いたいという男性は、美容師が本気でおすすめするメンズ化粧水とオールインワン10選!こちらの記事を参考にしてみてください。

 

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