
毎朝くせ毛でスタイリングが決まらないとイライラしてしまいますよね。
男性の場合は髪が短いので、くせ毛が好きな方向に暴れてしまい収集がつかなくなることが多いと思います。
女性の場合は伸ばして、セニング(すくこと)をいれずに重いままにしておけば、表面のくせ以外はある程度抑えることができますが男性がそこまで髪を伸ばすことなんてほとんどありませんよね。
そこでくせ毛に悩む皆さんは縮毛矯正をあてるわけです。
ただ男性が縮毛矯正をするときにはちょっとしたポイントが存在します。
それではよりクオリティの高いメンズの縮毛矯正について詳しく解説していきましょう。
縮毛矯正について知っておこう

Pexels / Pixabay
縮毛矯正を初めてあてる人はどういったものかいまいちわかっていないと思います。
しっかりとメリットとデメリットを理解してからでないと後悔する可能性もあります。
また縮毛矯正でも対応できるくせ毛と対応が難しいくせ毛が存在します。
すべてのくせ毛をまっすぐにできる施術ではないのでそのあたりを理解しておきましょう。
縮毛矯正のメリット

xusenru / Pixabay
縮毛矯正のメリットは何といってもクセがのびることで髪の毛がまっすぐになることです。
クセでふくらんでしまったり、湿気を吸ってクセが強くでることもなくなります。
そのため1度スタイリングをすればくせ毛が原因で髪型が崩れることは少なくなります。
雨の日や暑く汗をかく時期に必ずクセが出て髪の毛があっちこっちに散らばることもありません。
スタイリングのしやすさ、時間がたってもクセが出ないことはくせ毛に悩まされてきた人にはかなり嬉しいことでしょう。
縮毛矯正のデメリット

Olichel / Pixabay
縮毛矯正の1番のデメリットは髪の毛へのダメージが大きいことでしょう。
縮毛矯正に使用する薬剤は美容院で使用する薬剤の中でも1番髪の毛へのダメージが大きいものになります。
髪の毛を化学薬品の力で1度柔らかくして、高温のアイロンでのばすので当然髪の毛への負担もかなり大きくなります。
ダメージが大きくなると髪の毛がパサつくようになるので毛先のほうに変なボリュームが出てしまうのでスタイリングがかなり難しくなります。
また当たり前ですが新しく生えてくる髪の毛はくせ毛なので根元はくせ毛、毛先のほうはまっすぐになるので、くせ毛が出てくるたびに縮毛矯正をあてないとものすごく変な髪型になります。
縮毛矯正での対応が難しいくせ毛

spencerlikestorun / Pixabay
縮毛矯正はすべてのくせ毛をまっすぐにできるわけではありません。
捻転毛や連珠毛というタイプのくせ毛は縮毛矯正でもうまくのびないケースが多くなります。
捻転毛とはねじれているくせ毛のことを言います。
一般的な日本人の髪の毛の断面は丸いのですが、この捻転毛の人は髪の毛が楕円形でねじれて生えています。
縮毛矯正では髪の毛内部のシスチン結合を切って、まっすぐにしてから再結合させてまっすぐにしているので、髪の毛の形やねじれには完璧に対応することはできないのです。
もともと髪の毛がかなり楕円形になっている人やねじれが強い人ほどまっすぐになりにくいのが現実です。
連珠毛は1本の髪の毛で太い場所と細い場所があってボコボコになっているくせ毛になります。
太い場所に合わせて強い薬を使うと細い部分が傷んで切れてしまい、細い部分に合わせて薬を選ぶと太い部分のクセが全然のびないというかなりややこしいくせ毛になります。
技術的な問題と薬剤の問題があるので、縮毛矯正をオーダーしても断られる可能性があります。
この2種類のくせ毛は縮毛矯正で完璧なストレートヘアになりにくく、生まれつきのクセの強さによって完成度はかなり左右されます。
生えグセは縮毛矯正では無理

PublicDomainPictures / Pixabay
前髪が同じところで割れてしまうような生えグセは縮毛矯正では対応することができません。
このタイプのクセは髪の毛の問題ではなく、毛穴の向きによって引き起こされている問題です。
毛穴が横向きに生えていることでそこから生える毛も横向きに伸びていき、いつも同じ場所で割れてしまうようになっているのです。
生えている髪の毛ならば縮毛矯正でのばすことができますが、毛穴の向きは残念ながら変えることができません。
男性におススメの縮毛矯正

garzadg1996 / Pixabay
男性の場合はクセを伸ばしてまっすぐにしただけではスタイリングが難しかったり、トップがペタっとしてしまいボリュームが出にくくなります。
さらに男性の場合は髪の毛が短いので2~3か月に1回は縮毛矯正をする必要があります。
縮毛矯正は安くても1万円ほどはかかるので2~3カ月おきに大きな出費があると考えると経済的にしんどいと感じる人も多いでしょう。
そこでおススメなのが、顔周りやネープなどのまっすぐシャープに見せたい部分だけ縮毛矯正をあてて、トップのボリュームが欲しい部分はくせを残しておく方法です。
この方法であれば、全体がまっすぐになりすぎてカッコ悪く見えることもなく、縮毛矯正をする部分も半分程度になるので価格もだいぶ抑えられます。
全体的にクセがかなり強い場合はこの方法が難しい場合もありますが、大概の人は顔周り、襟足といった生え際に強いクセが集中しやすい傾向があります。
そのため1番嫌な部分のクセを解決できながら、スタイリングもやりやすい、価格も半分くらいとメリットが多い方法なんです。
まとめ
クセでスタイリングが上手くいかない、雨が降ったらセットした意味がなくなるなど男性にとってくせ毛はかなり扱いにくいですよね。
縮毛矯正であればこれらのトラブルはすぐに解決できます。
今まで縮毛矯正をしたことがない人はぜひ1度してみてください。
毎朝のスタイリングの簡単さにびっくりするはずです。