
あなたは年間に何冊くらい本を読んでいますか?
最近では日本人の約半数は全く読書をする習慣がないと言われています。
読書をしない理由として読む時間がとれなかったり、活字を読むのが苦手だったり、そもそも興味がなかったりと様々な理由があると思います。
筆者は年間にだいたい70~100冊ほど本を読む習慣があります。
今までたくさんの人に読書を趣味や習慣にしたいという相談を受けてきました。
そこで本日は筆者が全然頑張らずに自然と読書習慣が身につけてきた方法をまとめてみました。
これから読書を始めようとする方の参考になれば幸いです。
読書を始めるきっかけ

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この記事にたどり着いた方は何かしらの理由で読書を始めようと考えている人がほとんどでしょう。
- 読書が趣味だとオシャレ
- 賢くなりたい
- 知識量を増やしたい
- 語彙力をつけたい
- いろんなジャンルの話ができるようになりたい
上記のような目的が何かしらあると思います。
最初はこういった目的があったほうがモチベーションも保ちやすく良いと思います。
しかし、読書が習慣になったときにはこういった最初の目的はあまり覚えていません。
目的に対して読書という手段を選び、努力をしている間は読書を習慣化することは一生できません。
頑張っている間は読書を習慣化するのは無理

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最初はいつもの生活に読書という行動を1つ足すことになるので少し頑張らないと続かない人もいると思います。
活字を読むのが全く無理というような人は慣れてくるまで結構しんどいかもしれません。
ただ1か月ほど読書が続けられたときに頑張っているという意識を持っている人はその後、読書が趣味になることはないでしょう。
努力を続けて習慣化できるのはほんの一部のストイックな人くらいです。
ほとんどの人は物事を習慣化できる時に楽しさを感じているはずです。
ダイエットや筋トレが続かないのと同じです。
頑張ってしんどいことを続けようとするからサボるという感覚になります。
少ししんどくても楽しめていればサボったという感覚ではなく、できなかったという感覚になるはずです。
読書の習慣化は自分にとって楽しい本を最初に選べるかどうかで9割勝負が決まるといっても過言ではないのです。
自分にピッタリな最初の1冊を見つける方法

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読書が続かない人は最初の1冊を間違えるからすぐ嫌になってしまうのです。
- 話題のベストセラーだから買ってみた
- カッコつけて最初から難しい本を買った
- 詳しく知りたいから分厚い本を買った
今まで読書が続かなかったほとんどの方はこういった経験があるのではないでしょうか?
これらは1番失敗する本の選び方と言えます。
最初の1冊は絶対に自分の興味のあるジャンルで文章にクセが少ないものを選んでください。
1冊目が良ければ読書が楽しかったという経験を得ることができ、非常に続けやすくなります。
おススメの選び方は
- 好きだった映画の続きを原作の本で読む
- 読書好きの人に紹介された本
- 好きなジャンルでAmazonのレビューを見ながら
これらの方法だと大きく外すことはありません。
好きな映画の続きの原作が読みやすい理由

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小説を楽しく読むために必要なのが本に書かれたシーンを脳内で映像化できるかどうかです。
読書量が増えてくると小説に書かれている描写からイメージすることは難しくないのですが、初めて読書に手を出す人にとってはかなり難しい作業になります。
しかし好きな映画の続編を本で読むと主人公などの登場人物は俳優や女優でイメージでき、街並みや風景の世界観も映画で一度見ているため当てはめることができます。
世界観に入り込めない、登場人物たちをイメージできないといった小説の挫折しやすいポイントを映画でカバーできるのであなたにとって非常に読みやすい1冊になります。
また映画の続きが気になるほど好きな作品であれば早く先を知りたいという欲求も出てくるため自然と読書が楽しくなります。
読書好きに紹介された本が読みやすい理由

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よく本を読む人は様々なジャンルや価値観の本を読んできているのでまず紹介できる本の数が多いメリットがあります。
さらに自分と何回か話したことがある相手であれば興味のあるジャンルや考え方の中で理解力や読解力のレベルに合わせた本を紹介することができます。
ただし「絶対面白いから読んだほうがいいよ」といった風に推しが強い人から紹介してもらうとはずれを引く可能性が高いです。
自分が面白いと感じたものを積極的に他人に勧めるタイプは相手の性格を考えていないので、あなたのことを考えて本を紹介しているわけではありません。
価値観や性格が似ていれば最高の1冊を紹介されるかもしれませんが、そうでない場合は他の人に聞いたほうがいいかもしれません。
Amazonのレビューを見ながら自分に合う本を探す方法

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Amazonのレビュー機能は本に書かれている内容がどれほどのレベル、難しさなのかをはかるのに最適です。
ただレビューの評価が高いからという理由だけで選ぶと自分のレベルよりはるかに高い難しい本を買ってしまい読書が嫌いになってしまうので注意してください。
ある程度読みたい本に目星がついたら必ずAmazonでレビューを確認しましょう。
ただし本に対するレビューは星が多い少ないといった表面的な部分だけ見ても意味がありません。
レビューを書いている人たちはそれぞれの価値観があるので書かれている内容を見て自分の感覚、考え方に近い人が書いたものを見て参考にしてください。
頑張らなくても続く本の読み方

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冒頭でも触れましたが、私は毎年100冊近く本を読んでいます。
読書によって得られたものはたくさんありますが、読書をするために特に努力はしたことがありません。
気楽なスタイルで気になったものを読んでいるだけです。
読書が続かない人は本を読むことに対して意気込みすぎてはいませんか?
1冊や2冊読んだくらいで何か能力が身についたり、価値観が変わるといった大きすぎる期待をしていませんか?
読書に対して難しいものとか努力といった意識を持つといつかしんどくなって続けられなくなるのです。
実際に私が毎日実践している本の読み方を紹介していくので是非参考にして読書を習慣化してみてください。
1.同時に違うジャンルの本を何冊か読み進める

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読書量の多い人に共通する特徴かもしれませんが、私はいつも同時に3冊くらい読み進めています。
1冊をただ読み続けるとどうしても飽きてくる瞬間があります。
ドラマや映画などでも最初から最後までずっと面白いと感じる作品は多くないですよね。
そんな時は気分を変えるために別の作品を読んでいます。
飽きた状態で本を読み進めても頭にはいらないし、しんどいだけなので意味がありません。
気になる本や読みたい本を数冊持っておくと読書が苦痛にならず楽しめます。
2.面白くなかったら読むのをやめる

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1冊を読み切ろうとするとしんどい時がありますよね。
最初から最後まで気になって仕方ないような面白い本に出会えたら一気に読んでしまうこともありますが、そこまで熱中する本には10冊に1冊くらいのペースでしか出会えません。
反対に読んでいて全然面白くないと感じる本にも出会ってしまいます。
面白くないものを読み続けるのはただただ苦痛であるため、読むのはすぐにやめてしまいましょう。
全部読み切ったとしても得られるものはほとんどありません。
私の場合、本の冒頭の部分が面白くないと感じたらだいたい感覚が合わないので読むのをやめます。
本屋で気になる本を数ページ読んでみてダメだったら買わないようにすると無駄な出費を抑えられるのでおススメです。
3.本を読むタイミングを一定にする

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毎日本を読み始めるタイミングを決めておくと、習慣化しやすいです。
私の場合は夕食を食べ終わってから決まっていますが、朝起きたタイミングや帰宅してすぐなど自分の生活スタイルの中で無理なく時間が作れるところで本を読みましょう。
ルーティンができてしまうと読書が生活の一部になるので頑張らずに読書に取り組むことができます。
4.無理に長時間読まない

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本を読む時間を長く取る必要はありません。
最初は無理なく読み進められるペースにしましょう。
5分でも10分でも充分です。
ここで無理に頑張ってしまうと読書が苦痛に感じてしまいます。
自分のペースでゆっくり進めればいいのです。
読書を続けていけば自然と長い時間読めるようになります。
読解力や読むスピードも上がってくるので自然に楽しくなってきます。
5.本の話ができる人を見つける

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読んだ本の話を一緒にできる人がいると読書はもっと楽しくなります。
同じ1冊でも人によっては全然違うとらえ方、解釈をしていたりするのが新鮮で面白いのです。
視野が狭いと感じている人には特にこの方法はおススメです。
本で他人の考え方や価値観を取り入れ、さらに自分以外の人の解釈も聞けるので一気に世界が広がります。
1冊からたくさんのことを学べるため自分磨きとしてもおススメの方法です。
まとめ
読書は一度楽しいと思える本に出会えれば一気に引き込まれるほど魅力にあふれています。
そんな1冊に出会うまでに挫折してしまう人が多いのが非常に残念に感じています。
この記事が誰かの読書を始めるきっかけになれば嬉しいです。