
2015年ごろから美容師やモデルの間ではひそかにブームになっていたウェット感のある濡れ髪スタイル。
最近では街中のオシャレな女子が濡れ髪スタイルで歩いているのを見かけるようになってきました。
上手くスタイリングが決まると色っぽさやこなれたラフな雰囲気を出せたりと、一気におしゃれ度が上がります。
しかしスタイリングを失敗してしまうとベタベタになって、お風呂に入っていない髪のような状態になってしまいます。
そこで本日は美容師がやっている濡れ髪スタイルの作り方をいくつ紹介していきます。
自分でやってみてスタイリングが成功しやすい方法を見つけてみてください。
濡れ髪スタイルを作るときにおススメのスタイリング剤
濡れ髪スタイルを作るときに美容師は髪の長さと髪質によって使うスタイリング剤を変えています。
- ヘアオイル
- ジェル
- ムース
この3種類のスタイリング剤の中で髪の長さ、髪質に最適なスタイリング剤を見分ける方法を解説していきましょう。
ヘアオイルで濡れ髪スタイルを作りやすい髪質
ヘアオイルを使用して濡れ髪スタイルを作りやすいのはロングからミディアムまでの長さです。
ショートの濡れ髪スタイリングで使用する場合にはワックスと混ぜて使います。
しかしワックスとオイルを混ぜる割合がモノによって違うため自分でスタイリングするにはちょっと難しいこと、2種類のスタイリング剤が必要なのでお金も2倍かかってしまうという点があるのであまりおススメはしません。
ヘアオイルで濡れ髪スタイルを作る方法
ヘアオイルを使って作る濡れ髪スタイルはナチュラルでラフなスタイルがおススメです。
失敗しにくい作り方は
- 乾いた髪にウエット感が欲しいところまで軽く濡らす。
- 濡らした部分にヘアオイルをつける
- くしで髪をとかす
- 自然乾燥させる
以上で終わりです。
難しい技術がいらず簡単なのですが、失敗してしまいやすいポイントが3点あります。
①まず根元まで髪を濡らしてしまうと失敗しやすくなります。
根元が濡れてしまうと生え癖の影響を受けるので思い通りの方向に髪が流れなくなったり、前髪が嫌なところで割れたりしてしまうのでスタイリングが一気に難しくなります。
②髪を濡らしすぎるのも失敗しやすくなります。
濡らしすぎるとくせが出てくるのとヘアオイルがついている量がわかりにくくなるのでつけすぎてしまいやすくなります。
濡れ髪スタイルというよりベタベタで不潔に見えてしまうことになります。
乾いた髪に霧吹きで少し湿らせるくらいで充分です。
③オイルのつけすぎは大失敗になります。
②と同じくベタベタになりすぎてしまいます。
オイルのつけすぎで失敗した場合は一度しっかり洗ってリセットしないと直せません。
この3点だけ気を付けてスタイリングをしてみてください。
ジェルで濡れ髪スタイルを作りやすい髪質
ジェルはスタイリング力の強さによってロングからショートまでのスタイルすべてに対応できます。
セット力が強いものはショートスタイルにセット力が弱いものはロングからミディアムに使います。
- ジェル
- ジェリー
- ジェルワックス
- グリース
など様々な名称の商品がありますがすべてウェット感を作れるスタイリング剤なので自分の髪の長さと合うセット力のものを選んでいきましょう。
ジェルで濡れ髪スタイルを作る方法
ジェルで作れる濡れ髪スタイルは動きのあるショートからミディアムで自然な濡れ感の外ハネスタイル、広がりやすいロングにはまとまりとツヤのある色っぽいスタイルまであります。
まずは動きのあるショートスタイルの失敗しにくい作り方から説明していきます。
- 髪全体をしっかり濡らし、完成後のスタイルをイメージしながら半乾きまでドライ
- セット力が強い
- ジェルを全体に素早く、ムラがないようにつける
- 素早く大まかな形を整える
- 毛束感を最後に少しつまんで作る
以上になります。
ショートで重要なのはドライの時点で大まかな形をつけておくこと、スタイリングに時間をかけすぎないことです。
動きのあるスタイルでは毛流れが非常に重要になります。
根元はドライヤーでしかコントロールができないので半乾きにするときに形ができていないとジェルで作っても長持ちせずにすぐへたってしまいます。
前髪などの毛の立ち上がりは特に根元の形が作れていないと1時間も持たずに崩れてしまいます。
またスタイリングに時間がかかるとジェルが固まってしまい手直しが利かないので、先に大まかな動きを作って、細かい部分を作っていかないと時間が足りなくて失敗しやすいです。
次は外ハネスタイルの失敗しにくい作り方です。
- 髪が完全に乾いた状態にする
- 下半分の毛を32mmのコテやストレートアイロンで外ハネの毛を作る
- 残った上半分の毛をミックス巻きにする
- 少しセット力のあるジェルを手全体にまんべんなく伸ばす
- カールをほぐしながらジェルを全体になじませる
以上になります。
このスタイルは土台をしっかり作らなければいけないので他のスタイルよりは技術的に少し難しくなります。
さらに失敗しにくく簡単に作るためには、髪の毛を上下に分けて、上をダッカールでしっかり留めておきます。
(留めずに作るのは美容師でも難しいです)
そして下半分の外ハネをストレートアイロンで作ります。
残った上半分は32mmでキレイに作りすぎないようにミックスで巻いてラフさを出します。
ジェルをつける前に巻いた毛をしっかりとほぐしておいて、形ができてから濡れ感が欲しいところにジェルを足してください。
この方法でうまく作れない場合はコテとストレートアイロンを使いこなせるように練習しないと難しいかもしれません。
最後はツヤとまとまりのある色っぽいロングスタイルの失敗しにくい作り方です。
- 全体をゆるく巻いてほぐす
- 真ん中から毛先にかけてスタイリング力の弱いジェルをつける
- 手に少し残ったジェルで前髪や真ん中から根元の近くまで部分にジェルをなじませる
ロングの濡れ髪スタイルも難しい技術は全く必要ないので簡単です。
失敗してしまう可能性があるポイントは根元と前髪にジェルをつける時になります。
前髪は毛先にだけつけるイメージで、根元から真ん中まではほとんどジェルがついていないくらいのほうがうまく作れます。
もし手に余ったジェルだけで足りなかった場合は必ず少しづつ足してつけムラができないように注意してください。
ムースで濡れ髪スタイルを作りやすい髪質
ムースで濡れ髪スタイルをつくりやすいのはパーマをしている人とくせ毛の人になります。
くせやパーマのカールを出しながら濡れ感も出してくれるのでとても使いやすいです。
しかし直毛の人にとってはなんのメリットもなく、とても使いにくいと感じるスタイリング剤であるため、髪質を選ぶスタイリング剤と言えるでしょう。
ムースで濡れ髪スタイルを作る方法
ムースで濡れ髪スタイルを作るのはとっても簡単です。
- 髪を半乾きくらいの湿った状態にする
- ムースを全体にもみこんでいく
- 足りない部分にムースを足していく
以上になります。
たったこれだけで失敗するようなポイントがないのでスタイリングがうまくいかないケースはほとんどないと思います。
もし失敗するとすれば、
一か所にムースが固まってついた(よほど雑につけない限りないと思います。)とかビショビショに濡れた状態につけてしまい、滴り落ちる水とともにムースも取れてしまうといったケースぐらいでしょう。
まとめ
自分で濡れ髪スタイルを作る簡単な方法はわかりましたか?
髪質と作りたいスタイルでスタイリング剤を使い分けることでより簡単になります。
やり方がわかっていれば難しい技術は必要ないのでぜひ挑戦してみてください。